【さくらあん涙日記アワード2019】結果発表!
まず初めに、お礼を述べたいと思います。先日投票をお願いしてからみなさんに投票していただいたことで、こうして本年もさくらあん涙日記アワードを開催することができました。ありがとうございます。
さて、長い前置きは不要でしょう。早速、さくらあん涙日記アワード2019の結果発表の方、初めて行こうと思います!
はじめに:さくらあん涙日記アワードについて
さくらあん涙日記はさくらあんが本当に流した涙の記録を綴った日記です。
そして、さくらあん涙日記アワードは、一年の終わりにその年一番の涙日記を決めるものです。
■さくらあん涙日記殿堂入りの表彰
結果発表に入る前に、少し違う話をします。火ノ丸相撲についてです。
火ノ丸相撲は、2019年、その長い連載に幕を閉じました。火ノ丸相撲は、涙日記に多大なる貢献をしていただいた作品です。そこで、この火ノ丸相撲様を、さくらあん涙日記殿堂入り作品として表彰したいと思います。
涙日記が始まってから、初めての殿堂入り作品となります。
涙日記は、火ノ丸相撲から始まりました。2018年のことです。
そこから、数多くの涙をこの火ノ丸相撲という作品とともに歩んできました。
2019年の涙日記47個のうち、8個が火ノ丸相撲でした。2018年は4個で、実は個数としてはハイキュー!!の方が圧倒的に多いです。しかし、火ノ丸相撲は常に涙日記を陰ながら支えていてくれたと思います。
世間的には、火ノ丸相撲は泣くような作品ではなく、熱い熱血スポーツ少年漫画、というような立ち位置になるのかもしれません。
でも、それでも、彼らの熱い生き様が、秘めたる思いが、涙日記を書かせて仕方がなかった。
今まで、ありがとうございました。
ここに、その歴史を、刻みたいと思います。
■さくらあん涙日記アワード2019
それでは、さくらあん涙日記アワード、結果発表の方に移ります。
まず、結果を発表する前に、一つ前置きをさせてもらいます。
さくらあん涙日記評論家の方のコメントからの引用になりますが、涙日記の採点基準には
1)取り上げられた作品の回の面白さ(基礎点)
2)涙日記のクオリティ(技術点)
があると言われています。これを踏まえた上で私のコメントの方を楽しんでいただけると幸いです。
それでは、 5位から発表していきたいと思います。
5位
ハイキュー!!第368話
— さくらあんじゅ (@sakurangge) 2019年10月7日
雑巾がけ一往復、美味い飯。そんなものが積み重なって彼らの体ができているように
昔の小さな巨人、今年の春高で、来年以降の烏野ができていく
今この瞬間だけは無でも、それでもきっとこの先の彼らに怖いものなんてないと感じる事が彼らのバレーボールの証明だ#さくらあん涙日記
火ノ丸相撲 第239番 部長の歩み
— さくらあんじゅ (@sakurangge) 2019年4月27日
火ノ丸の、余りにも美しい四股に、泣く。
彼のその熱く真っ直ぐな魂の灯火が、心に火をつける。部長が千秋楽で同じ星で鬼丸と戦う。……それはもう、火ノ丸相撲の歴史の、総決算じゃん……。
どうあがいても、涙。#さくらあん涙日記
ブルーピリオド 4巻
— さくらあんじゅ (@sakurangge) 2019年4月6日
気づけば海底涙マイル。呼吸困難。涙に溺れる。涙圧症。
陸に上がるのに一時間かかった。無理すぎ。
恋ちゃんが夢語ってんのも、八虎の話が好きって言うのも、八虎がもがき苦しむのも、全部が全部、狂おしいほど愛おしくて、……だから苦い。#さくらあん涙日記
五位には同率で三つの涙日記がランクインしました。
涙日記界の大御所であるハイキュー!!、火ノ丸相撲の二つに次代の涙日記を支える作品であるブルーピリオドと、涙日記らしいラインナップが並びました。
ハイキュー!!は基礎点が高い物語の中でも重要な回であることは見逃すことができないでしょう。
ブルーピリオドの回の涙日記は技術点が高い、というコメントも有識者からいただいています。
それでは、次に4位の発表に参りましょう。
4位
五等分の花嫁 第85話シスターズウォー七回戦(裏)
— さくらあんじゅ (@sakurangge) 2019年6月20日
思いだけが空回りしてどうにもならなくて、そうしているうちに自責の念だけが残ってどうしようもない。
でもだからこそその涙にだけは、報いたくて。
……涙。#さくらあん涙日記
4位は、意外な伏兵でした。
五等分の花嫁から、第85話のシスターズウォー七回戦(裏)が選出されました。
この話が収録された単行本は今年人気を博した五等分の花嫁という作品の中でも一つの重要なポイントだったと言えるでしょう。そういった意味で、基礎点も高かったのではないでしょうか。
予想を裏切る結果は、涙日記としても喜ばしいものです。
見返すと、「涙にだけは、報いたくて。 ……涙。」は平常時には書かなさそうなのである意味涙日記らしいかもしれません。
3位
ついにベスト3です。
三位はこちら!
火ノ丸相撲 道の果て
— さくらあんじゅ (@sakurangge) 2019年4月1日
強さを知り弱さを認め受け入れる
己を肯定し!生に執着することで!無道を御する!
これが、この勝負こそ無道の果て。
そしてきっと、お前のその感情こそ、相撲道の果てや……
大包平……
戦え、彰平!
頑張れ!
これで泣かないのはもう涙日記じゃねえ……#さくらあん涙日記
みんな目を奪われていたのは、きっと火ノ丸だったんだとおもうけれど。
— さくらあんじゅ (@sakurangge) 2019年4月1日
そんな中で、刃皇が認めたのは誰だったのだろう。
横綱が、頑張れと、そう呟いたのは誰に対してだったのだろう……。
学生時代から、常にNo2で。
大相撲では刃皇の部屋に入り。
そして今やっと、無道を御した。
戦え…彰平……
涙日記でも珍しい二連ツイート。
「これで泣かないのはもう涙日記じゃねえ」。
正直、ツイートを見返すだけで涙を溜められる涙日記で、「今年の一位はどう考えてもこれだろ……」と、私は思っていました。
しかし、蓋を開けると3位。
予想外でした。
ただ、この思い入れのある涙日記がキチンと3位に入ってくれたことは、私も嬉しいです。
2位
さて、ここからは未知の領域です。
2位は、こちら!
やがて君になる8巻
— さくらあんじゅ (@sakurangge) 2019年12月15日
幸せ中毒
海で溺れる魚
ヒッヒッ
ふーー……
私の特別だって、決めました……
何があっても二人は二人で、そんな二人だからこそ何回だって泣くんだ……
だから、ただ、感謝を。
涙喝采#さくらあん涙日記
2位には、今年完結したやがて君になるの最終巻がランクイン。
投票者はブラインドなので完全に主観ですが、涙日記愛好家からの支持はそれほどだったけれど、一般層からの支持で票数を伸ばした、というイメージです。
やが君は毎回「噛み締めて泣く」というよりも、「ホロリと泣く」タイプの作品なのですが、なぜか言語が乱れがちです。
言語野に影響が出ているのかもしれません(??)。
1位
さて、ついに一位の発表です。
栄えある一位に輝いたのは…………こちら!
さくらあん涙日記、涙の相ーー
— さくらあんじゅ (@sakurangge) 2019年7月13日
感謝とは、ありがとうという気持ちの表れ。
ありがとうとは、稀有な存在への称賛。
ここまで描ききってくれた火ノ丸相撲に、何より導いてくれた潮火ノ丸に。
ただ、感謝を……
火ノ丸相撲 第249番#さくらあん涙日記
「火ノ丸相撲 第249番 鬼丸国綱と刃皇、感謝」です。
涙日記裏話として、1ツイート140文字に収まらないものは、文字数を削ります。
その中で、よく削られるのが話のタイトルです。
この回は、火ノ丸相撲の最終回の、一話前。話の内容的には、実質最終話です。
溢れて収まらない感謝が迸って、削る場所がなく、泣く泣くタイトルを削りました。
ここまで描いてくれた川田先生。
導いてくれた潮火ノ丸……本当に、ありがとう……。
……実は、ブログの今書いているこの文章はツイートを見ずに書いたのですが、ほとんど同じことを言っていて、本心of本心の涙日記だったのだと強く感じました。
■さくらあん涙日記アワード2019、総評
繰り返しになりますが、涙日記の採点基準には
1)取り上げられた作品の回の面白さ(基礎点)
2)涙日記のクオリティ(技術点)
があると言われています。
そう言った意味で、多くの方が読んでいる作品は基礎点が高く、投票されやすい傾向があります。
また、涙日記に頻繁に登場する作品(ex. ハイキュー!!、火ノ丸相撲)は票が割れやすい、という傾向も見られました。
しかし、そう言った中、今回は火ノ丸相撲 第249番が大賞を受賞する運びになりました。
受賞の決め手としては、火ノ丸相撲の中でも(ほぼ)最終回という基礎点の高さとそれゆえの技術点の噛みあいがあったのかもしれません。
さくらあん本人も予想していない結果だっただけに、驚いています。
しかし、涙日記は生物〈ナマモノ〉。
この結果もまた、涙日記らしいのかもしれません。
終わりに
一度書いて、落ち着いて読み返してみると「これ、ほとんど火ノ丸相撲の話じゃね……?」となりました。
……。
まぁ、さくらあん涙日記だから仕方ないか!と、寛大に許していただければ幸いです。
それでは最後になりますが、2020年もさくらあん涙日記の更新は続きます。
本年も、よろしくお願いいたします。
さくらあんより